1950-10-13 第8回国会 参議院 農林委員会 閉会後第5号
先ず九の主要食糧供出に対する報奬物資の配給に伴う損失補填に必要な経費、これについて申上げます。この経費は、今度の補正予算において新たに計上して頂くのでございますが、すでに光の国会におきまして法律を以て、昭和二十五年法律第二百四十三号を以て、主要食糧供出報奬物資の配給に伴う損失補填に関する法律というもので、昭和二十四年産の主要食糧の供出に対する報奬物資を配給いたしました。
先ず九の主要食糧供出に対する報奬物資の配給に伴う損失補填に必要な経費、これについて申上げます。この経費は、今度の補正予算において新たに計上して頂くのでございますが、すでに光の国会におきまして法律を以て、昭和二十五年法律第二百四十三号を以て、主要食糧供出報奬物資の配給に伴う損失補填に関する法律というもので、昭和二十四年産の主要食糧の供出に対する報奬物資を配給いたしました。
それからその他の補正予算でございますが、これも大体各局から御説明があると思いますので、主な点だけ申上げますと、金額の大きいのは、この前の議会を通過いたしました農業協同組合の、報奬物資の値下りに基きますところの損失補填関係で、五億六千万ばかりの協同組合に行きます報奬物資の値下りによる損失補填の計算が入つております。
協同組合の再建整備といいますか、自己の資本増資の関係、或いは調査の方法の問題とか、いろいろ問題が出まして、もう少しこれは時日をかけてしつかり調査をし、協同組合の再建計画というものをもう少しがつちり作つて貰つて、その上で話合をしようじやないかというようなことになりまして、これは閣議の問題までなつたのでありますが、今私共了承しておりますのは、主計局長も中へ入りましての話で、もう少し調査をして……、先ほどの報奬物資
それから大きい問題だけ申上げて行きますと、十番の農業協同組合の報奬物資の損失補填の問題でありまするが、これは司令部とも大体話もついておりますので当然出します。それから十一番の造林臨時措置法の問題も当然出します。それから十三番に水産資源維持に必要な経費とありますが、これは以西底曳の整理の補償の問題で当然出さなければならない大きな問題であります。
○政府委員(島村軍次君) 主要食糧供出報奬物資正の配給に伴う損失の補てんに関する法律案の提案理由を御説明申上げます。昭和二十四年産米及び甘藷の供出に対する報奨物資は、計画量を完全に確保し、供出と同時に配給できるようにする目的で昨年九月供米開始と前後して出荷を開始し、昨年中にその大部分の出荷を完了致しました。
それでは本日政府より、主要食糧供出報奬物資の配給に伴う損失の補てんに関する法律案が提出いたされました。これにつきまして島村政務次官より提案の理由説明をお願いいたします。
そこで幸いにまあこの預託ができておりましたが、今丁度止つておるようでありますか、報奬物資の金でもそういう預託ができれば結構でありまして、債券が僅かでも金が融資されるので農林中央金庫で貸出される融資は、大半の金はそう長い金でなくても、預託の金でも早急に貰うとやりいいのでありますから一つそういうふうに御心配願うということと、債券を出しまするときに、何とか国の方で引受けて貰えますように御努力を願いたいと思
平開拓道路開設に関する請願(委員長報告) 第二一三 作物報告事務所職員の増加に関する請願(委員長報告) 第二一四 農業恐慌対策に関する請請(委員長報告) 第二一五 農業会財産讓渡資金特別融資に関する請願(委員長報告) 第二一六 農業協同組合事業費特別融資に関する請願(委員長報告) 第二一七 食糧配給公団廃止に関する請願(委員長報告) 第二一八 農産物価格に関する請願(委員長報告) 第二一九 報奬物資制度改善
それから第八には、米の供出に対する報奬物資の価格が高くなりまして、そうしてこれが売れなくなつた。それが農業協同組合の損失になつているのであるが、これに対して政府はどういうふうに解決をして呉れるかという質問、政府の説明によりますれば、報奬物資の取扱はすべて農業協同組合に任せろという希望が協同組合側から出ておつた。然るに政府は大体六〇%を協同組合に與えて、四〇%を商業者に割当てた。
りでありますが、重ねて申上げるまでもなく、農村不況の現状及び今後の見通し等からいたしまして、いわば唯一の農業団体たる協同組合の現在の窮状は、ひとり農村対策上の拠点に大きな動搖を来たしておるのみならず、これを取引の相手方といたしておりまする各般の商工業者にも又大なる影響を與えつつあるという実情でありますので、委員会における本法律案審議に際しましても、この現地より種々論議せられ、或いは農業金融の問題、供米報奬物資処理
けれども問題は滯貨金融でございまして、農業報奬物資の問題でも相当多い資金が予想それますので、そのうち先般滯貨資金として預金部の金で百五十億円の枠だけ承認されて、そのうちで公団の持つておる滯貨の処分をやろう、これを使つてやろうという計画が出ましたところが、商品を今皆引取つて、これが果して全部今の値で売れるかどうかという先行の見込とか、いろいろなものが出て来ましたために、余り引取手がないので、百五十億をこちらが
短期資金といたしましては営農資金として肥料購入資金、或いは農薬の購入資金、或いは農機具の購入資金、農協の経営資金としては農協の現況から顧みまして貯金拂戻しの準備資金、滯貨物資の処理資金、殊に報奬物資の資金、こういうふうなものが、急に必要であるし、更に本年の薪炭需給関係からしますというと、薪炭生産資金、或いは漁業資金、又水産物の統制解除になつた結果、いろいろ水産物の取扱に支障を来しておるのでありますから
○委員長(楠見義男君) そうするとこの間の報奥物資の措置の問題で、我々は一月程かかつてやつと解決の緒についたと思つておつたのですが、そのうちの方法の一つである十八億の金融の途は駄目になつたということになれば、御破算でやるということになるのでしようが、その場合にどういう方法で報奬物資の後始末の問題をおやりになるのか。大分皆さんも御心配になつておりますから一つ御説明を願います。
殊に又最近の供米報奬物資の値下り乃至滞貨問題の一例をとつて見ましても、この問題は一日も速かなる解決を切に要望せられておるのでありますが、これに関連する商工業者の影響も又極めて甚大でありまして、農村の不況はその周辺のよつて立つ地方中小都市は勿論、大都市の商工業者にも波及するところ大であり、これがため正に倒産に瀕しておる業者も決して少くない実情であります。
尚、農業協同組合の運転資金の逼迫につきましては、報奬物資等滞貨の処分、日本銀行の金融措置等によりまして、農業資金の疏通を図るように鋭意研究し、努力をいたしております。農業協同組合運営に対する主務官庁の適切な指導と相待ちまして、農業並びに農業協同組合の健全なる発展を期しておる次第でございます。(拍手) 〔政府委員水田三喜男君登壇、拍手〕
号) 提灯類に対する物品税撤廃の請願(橋本金一君 紹介)(第二四八三号) 同(加藤鐐造君紹介)(第二四八四号) 同(松本七郎君紹介)(第二四八五号) 同(野村專太郎君紹介)(第二四八六号) 昭和二十五年度予算、税制改革並びに税務行政 に関する請願(松澤兼人君外二名紹介)(第二 四九八号) 農業協同組合の醸造事業認可に関する請願(田 中啓一君外三名紹介)(第二五〇二号) 農家報奬物資
○証人(佐藤昇君) 仕事の関係は別にありませんですけれども、ただ当時、岡田秀男さんが北海道長官に赴任する当時は、北海道の供米が確か四八%しかできていなかつた、これに対して報奬物資を渡すという約束で農民その他に非常に宣伝してあつたらしいのですが、それがちつとも現物が行かんというので非常に困つておると言われましたので、それで私も繊維をやつた関係がありますので、何とかこれは一つ向うへ持つて行かなければならんと
当初この報奬物資の趣旨につきましては、数回に亘つて本委員会で私共その苦衷を述べておりますので、十分御了承のことと存じまするが、とにかく今回一応採られた措置が十八億の資金を以て資金融通を一応して、帶貨処理方法を講ずるという線は、恐らく政府としては、先ず第一に農協関係が発行したところの手形の処理を、これによつて一応目鼻を付けられておるという趣旨で、この案が御決定になつたと、かように心得ていいかどうか。
————————————— 本日の会議に付した事件 ○農業協同組合における報奬物資帶貨 問題に関する件 ○植物防疫法案(内閣提出) —————————————
それは報奬物資の問題は懇談の際にお聽き及びの通りでありますから、本日はこの程度にいたしたいと思います。明日は大蔵大臣の出席を求めまして、この問題をもう一度この委員会で取上げることにいたしたいと思います。
生産資材に関連して、報奬物資の滯貨問題が重要化しているので一言触れて置きたいのでありますが、供出に対する報奬物資は、名前の示す通り報奬の意味を持つている筈のものであります。ところが今日では、供出をした償いに市価より高い商品を売つて頂くという逆な現象が起つております。滯貨問題はここから起つて来たわけでありますが、政府はこれに対して如何なる措置をとる方針であるか、明らかにされたい。
もう一つは、報奬物資の問題については相当含みのある御答弁がありましたが、一点はつきりさして置きたいのは、報奬物資の趣旨に副うような措置が講ぜられる用意があると考えていいのかどうか、このことをもう一度念のために明確にして置きたいのであります。
この問題は皆さんにも非常に御心配をして頂きまして、先般来いろいろとその善後措置について、政府といたしましても、考究を進めて来たのでありますが、取敢ず手形の期限が将に経過せんといたしておる重大な問題にぶつかつておりますので、一日も早くこの問題を解決しなければならないことが一つと、そうして農家が折角供出に協力してくれられた、それに対する報奬物資のことでありますから、普通の労務者に特配するという品物でなしに
○池田宇右衞門君 これと直接の関係はさ程深くはないと思いますけれども、現在供出によりまして、農家の方方に対して報奬物資として木綿、その他自転車等の報奨物資が配給されておりますが、税の撤廃と同時に価格の低下によりまして、これを配給いたしました農業協同組合等において、これが金融操作の上において、非常な困難を来たされておるということは大臣、長官もお知りの通りでありまして、この点につきまして非常な苦心、御努力
○北村一男君 幸い大臣の御出版もありますので、本日又全国の購連の方々が、報奬物資の問題についてお集りになつておりますので、その経過について御説明願いたいと思います。
これは目の先に報奬物資をぶらさげられて、安い基本給のために、報奬物資がほしさに休まずに働くというような大採炭の一つの悲劇でありますけれども、そういう形で増産されました石炭が、日本の復興のためには使われておらないのであります。国民生活の保温のためにも買えない状態であります。
○国務大臣(森幸太郎君) 昨年度の藷、麦に対する報奬物資の問題についてはここ一旬以来非常な問題になつておりますので、政府は速かにこの問題の解決をいたしたく関係各省寄りまして協議を進めておるのであります。今日でもその結論を出したいと存じておるわけでありますが、これは御承知の通り今まで加工品で配給しておつたのが大部分であつたのでありますが、これは是非原反でそのまま配給しろ、こういう強い要求もあります。
○岩崎正三郎君 農村では折角協同組合も報奬物資には随分苦労をしておるので今言つたように、大臣のおつしやつたようにいろいろな事情がある、それを簡單に政府の方で簡單な気持で、そういういろいろむずかしい問題があるから、むずかしい問題に触れたくないから、一律にそういう問題の報奬物資は、取上げてしまおうじやないかというような考えがあるとすれば、それは誠にいろいろ苦労をしておる協同組合に対して同情がなさ過ぎると
○岩崎正三郎君 どうも大臣の話を承つておると、まだ具体的に物質を以て協同組合を強めるという考えには相成つていないということが言えると思いますが、特に協同組合で問題になつておるのは、報奬物資を今まで扱つておつたところが、皆んな最近農村が金詰りで報奬物資を受取らないという傾向がどこにもあるのであります。
一方農業協同組合は又報奬物資の滯貨や資金難で、農業協同組合に課せられたその本来の任務の遂行が不可能であるのみならず、組合の存立自体が危機に瀕しているのがその実情でございます。農民は今日まで極めて苛酷な且つ困難な條件の下で食糧供出を果して参りましたし、そうして今日も又乏しい生活の中で生産への努力を怠つておりません。
○国務大臣(池田勇人君) 手形の不渡の場合と措置と報奬物資を返した場合の損失の問題とは別でございます。これは私も承知しております。併し引渡しが戻つた場合の損の金額十五億ということについては、私は聞いておりません。だから、これは検討いたしまして、今案を練りつつあるのであります。而して今の刑務所関係の十二億円の分は、実はそれだけの歳出がありましても、歳入が又別にあるわけでございます。
手形の回收を急がないように、そうして報奬物資の戻される方につきましては、又、引取ろう。戻した場合についての損はどのくらいあつてどうするかということは、私には分つておりまするが、今ここではつきり申上げる段階に至つておりません。しばらく御猶予願いたいと思います。
○羽生三七君 この機会に更に大蔵大臣にお伺いしたいと思うのですが、それは只今私別室の農林委員会で報奬物資の関係の問題についていろいろ協議しておつたわけでありますが、これに対しては、すでに衆議院の予算委員会でも大蔵大臣は御承知になつておると思いますし、それからこの問題の内容は、言うまでもなく報奬物資が生産農家に配給されて、その後現品の値下りや消費税関係の変更等によりまして、莫大な損失が農家並びに協同組合
今や農村においては、いろいろ重なつて来た報奬物資を不当に背負わせられた協同組合は、金融の面とはさみ撃ちになつて、破滅の状態に陥りつつあります。これを救済しなければ、農村経済は立つて行くことはできません。首相は、農政審議会をつくつて農村問題の解決に当ると言われておるが、何らの動きすらも現われておりません。
○國務大臣(森幸太郎君) 少し今日までの経過と違うようでありますが、政府は保証をした品物を渡したのだから、早速引取るべきたどいう御質問でありましたが、原反なんか問屋に引取らせようと思つたのですが、それじや報奬物資が行かんから、安くして農家が廻せという、こういう御意見も私の方で聞いておるのであります。従つて今もう、そうすると現在の市価と同じような程度まで来るには相当の値段の値開きがある。
○國務大臣(森幸太郎君) 不渡手形は報奬物資の関係で十億円程度となつておるのでありますが、併しこれは私は金融界の知識を持つておりませんけれども、どうもそういう手形を又延ばし、又延ばしということは事実上できんそうであります。そこは大蔵省においてそういう債権の失効をしないような適切な処置をつけて、そうして速やかに根本を解決するということより外ないのではないかとこう思つております。
報奬物資の問題につきましても、私昨年の六月から農政局長をいたしておりますが、その当時は率直に申しますれば、報奬物資はできるだけこれを農業協同組合の手によつて配給したい。そういうふうな問題がむしろ非常に深刻に出て来ていたわけです。それがいろいろの情勢が変化をいたしまして、かような状態になつたわけであります。